理事長所信

2008年度 西東京青年会議所
 理事長 塩月 哲朗

スローガン
 地域から愛される青年会議所へ
〜 We are loved.

わたしたちは愛されています。
しかし、愛されるという事は愛を失う事よりも難しい。
わたしたちは受けた愛情を裏切ることなく、
けわしい道程を選ぶのです。
つぎの世代へ繋げるその一歩を踏み出す為に。

原点に戻って
  ふたつの青年会議所が統合した2000年から約8年の月日が経とうとしています。社団法人 日本青年会議所の第774番目として誕生した西東京青年会議所(以下、西東京JC)はしっかりと地域に根ざした青年会議所運動を続ける事を目指し、行政や地域団体、多くの市民とも交流をしてきました。
  現在、西東京市には多くの特定非営利活動法人(以下、NPO)が活動しています。多くの青年経済人や市民がそれぞれの専門分野で、活躍する場を選択できるような時代になったのです。
この様に青年会議所しか無かった時代から、青年会議所もある時代へと言われつつある中で「 明るい豊かな社会の創造 」というテーマを持ち、活動している青年会議所はそれぞれの地域に無くてはならない存在であると自負しています。私たち青年会議所メンバーはその綱領にもある通り、多くの責任を自覚し志を同じくする者同士が力を合わせ、青年としての英知・勇気・情熱を持って明るい豊かな社会を築きあげるのです。これが私たちの原点であり出発点であると考えます。

これからの西東京市に必要なこと
  現在の西東京市は非常に利便性の良い地域であると言われています。過去に遡ってみると、田無地区は宿場町として栄え、保谷地区は農業が盛んな土地柄でした。それぞれ歴史や文化を持つ緑豊かな地区であり、合併によって誕生した西東京市は首都近郊のベットタウンとして、人口が増え続けています。
  2007年度は当初の予想を超え、約192,000人になり他の多摩地域と比較しても上位に数えられる市となりました。今も大手スーパーなどが進出を計画し、急激な宅地化やマンション建設が起きています。私たちが知っている以前の街並みは確実に無くなりつつあり、地域に根ざしたコミュニティーが、高齢化や新住民の増加によって衰退しつつあります。これは人と人とのつながりが希薄になっていく原因でもあり、地域に無関心な市民が増える事にも繋がっているように感じられます。
  また、新たな市民間の連携として多くのNPOが西東京市にはありますが、市民間の温度差は大きく隔たりがあるように思われ、まだ無関心な市民が多いのです。
  私たち西東京JCに与えられた使命はこの西東京市がより良い場所となる為の活動です。多くの西東京市にある他団体との交流は、情報交換や今ある現状の問題点を抽出する為に大変有益であると考えます。得られた様々な情報を検討し、改善点を見出す事が出来れば、協働して地域発展を目指すことも可能なのです。更に地域に関わる様々な問題を正面から捉えて議論し方向性を提示する事は、西東京市の向上を図る上で大変必要なことであり、その思いは青年会議所やNPOであっても違いはないはずです。協働という動きの中から、私たちは市民や次世代を担う子どもたちに自ら後姿を見せ続ける事で、これからの西東京市という姿を、未来へ向けたメッセージとして伝え続けなければならないのです。

愛される青年会議所になる為に 〜  We will be loved to All-Tokyo’s citizens 〜
 手塚治虫の描いた「 鉄腕アトム 」の未来の姿は、1950年当時の子ども達の多くが魅了され、夢のある空想世界でしかありませんでした。

  私たちの生きている時代は、鉄腕アトムという漫画でしかなかった夢が現実のものとなっています。手塚治虫の想像力でしかなかったものが、多くの人たちの創造力によって実現されたのです。つまり夢を実現する為に一人では難しく、また想像力だけではかたちにする事も出来ません。多くの協力や共に力を合わせてくれる仲間たち、そしてお互いが切磋琢磨する事で、夢が実現されていったのです。
  同じく青年会議所とは学び舎であり、志を同じくする仲間と共に切磋琢磨する場なのです。地域を愛し、人を愛し、仲間を大切にする事、それは私たちが西東京JCとして活動する原点であり、その原点から伸びる青年会議所運動という「 軸 」がぶれない限り、地域社会から信用され多くの人たちに愛される青年会議所となるのです。
  しかし、現実は厳しく西東京JCの会員数は減少が著しい状況です。このままでは存続すら危ぶまれる状況になっています。これは西東京JCが本当に愛される組織として成長する為の試練であり、人材の確保という問題に挑戦を続けなければならないのです。愛される青年会議所として信頼や愛情を受けるには、もっと多くの人たちに西東京青年会議所のファン(仲間)になって頂く事が必要です。「 愛されていること 」それはただ受身ではなく、自ら求め自己研鑽した表れであり、多くの人々の共感や信頼を得られているかどうかを理解する秤(はかり)なのです。私たちは愛される青年会議所として、活動することを目指していきます。

わんぱく相撲がもたらすもの
 わんぱく相撲には長い歴史があり、青少年育成という大きな目標があります。多くの市民に受け入れられている事業でもあり、行政や学校関係者にも周知の大会となっています。また地元企業や商店会など広く地域にも浸透しています。これは青少年育成だけでなく社会開発としての一面を持った大きな可能性がある事業なのです。
 すでに地域の大会として西東京場所では、社会開発(地域との協働)という部分は取り入れられています。商店会や消防署、地元企業などとの連携や多くのボランティアの参加など様々な協力を受けて大変な賑わいを見せています。私たち西東京青年会議所は、わんぱく相撲を通じて地域社会と交流を図り、様々な可能性を模索してきました。将来、この事業が今以上に交流が進み、西東京青年会議所と市民との協働により共催されるような姿になれば、青少年育成や市民間の交流が大きな環となって、西東京市の発展に寄与する事は間違いないと思います。これからも少しずつ歩みを進め、大事に育てていきましょう。
  また、2008年度西東京青年会議所は東京都大会の主管として、第20回わんぱく相撲東京都大会(以下、東京都大会)を西東京市の地で開催します。東京中から多くのわんぱく力士が集うこの名誉ある大会を成功させるにはまだまだ力が足りません。東京にある24の青年会議所の力、東京ブロック協議会の力、西東京市行政や各種団体、更には地元企業や市民など本当に多くの協力を得る事が必要不可欠なのです。
  ただし、私たち西東京JCが一致団結して、この東京都大会を成功させる覚悟を持った行動を起こす事が前提です。西東京市を挙げた東京都大会として成功させる為に、多くの交流を大切に考え、真摯な姿勢で向かい合わなければなりません。私たちの行動に迷いがあってはいけないのです。多くの話に耳を傾け、相互理解と協力関係を協働というかたちへと繋げるのです。
その結果、東京都大会を通じた他団体との協働が、多くの経験と自信を私たち西東京JCへもたらす事は間違いありません。これからは新たな経験と自信が必要であり、将来に向けた西東京青年会議所の大きな財産となる事は間違いないでしょう。

公益を求める事、考えるべき事。
 今、青年会議所は選択を迫られています。その選択とは公益法人制度改革によって社団法人の在り方が変わり、一般社団法人と公益社団法人のどちらかを選択しなければならいと言う事です。私たち青年会議所の仲間たちはそれぞれに「 公益 」という意味を真剣に考えています。
 継続した日々の活動を通じて多くの経験と議論をしなければ、共通の認識をもった公益活動や事業はできません。私たちは日常の委員会活動や理事会で、公益について考えていかなくてはならないのです。
 また、公益法人制度改革によって法人格の無い青年会議所も法人となる機会を得る事となりました。しかし公益法人という資格は、私たち西東京青年会議所にとって必要なのでしょうか。その答えを出すためには、会員相互や青年会議所単位での議論が必要です。
 青年会議所の綱領では「 われわれJCは社会的、国家的、国際的な責任を自覚し、志を同じくする者あい集い力を合わせ、青年としての英知と勇気と情熱をもって、明るい豊かな社会を築き上げよう 」とあります。
 その言葉の通り、私たちには公益法人としての「 資格 」が備わっています。ただし西東京青年会議所の会員それぞれが、同じ方向へと目指さなければ選択を誤ってしまうかもしれません。その選択に正しい目と理解が出来るように、その意味のひとつひとつを精査して認識をひとつにしたいと考えています。

終わりに

〜 私達は愛されている 〜

愛する事からはじめよう、
それが愛されているという気持ちに変わるまで。
その道程は遥か遠く、険しいけれど、
心をひとつにして、
多くの仲間と共に歩もう。
愛されているなら、夢も希望も友情も、
心一杯になるのだから


2008年度 スローガン
 
地域から愛される青年会議所へ

〜 We are loved. 〜


2008年度 基本計画

1.次なる世代の発掘と愛される青年会議所として積極的に会員を拡大する。

2.わんぱく相撲 西東京場所の成功を市民との協働で目指す。 

3.第20回わんぱく相撲 東京都大会の成功を青年会議所と市民との協働で目指す。

4.公益の意味と社団法人についての理解を進める。